犬との「心の交流」を大切にしたいと思う人におすすめです。ソニアという名前の黒いラブらドールは、愛する主人がいなくなってから、その主人のことを想うばかりに、毛の色がだんだん白くなりはじめ、やがて全身が真っ白になってしまいます。文章だけでなく、写真によっても、そのとき様子が心痛いほどに伝わってきます。病気の主人がソニアのことを心配する気持ちと、ソニアが主人を心配する気持ち。ふたりの絆は、とても強いものです。人間以上に、実は、とても繊細で敏感な心をもつ犬。彼らにも感情はあります。「喜怒哀楽」をしっかりもっています。それを改めて教えてくれるすばらしい一冊です。
第1部 ソニア(であい、ふれあい、いのち、わかれ、きざし、おもいで) 第2部 「愛犬ソニアとお父さんの日々」、ソニアの子どもたち、「歩く勇気をありがとうー老人ホームのこと」 【SONIA】は、黒い毛が 全身白く変わってしまうほどにご主人(故人)を思い続けたソニアと、飼い主との魂の交歓の物語です。
著/ ジュリアン出版 B5判20ページ
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