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サンカム新聞

どんな風に殺されるのか?そんな素朴な疑問をもつことは、とっても大切なこと。

「毛皮は、死んだ動物を使ってるんじゃないの?」と思われている方も多いようですが、
コート1枚作るのにも、約100羽のウサギが必要なわけです。
100羽のウサギが死ぬのを待っていたら、商売がなりたたないですし、待とうとする毛皮商人なんていないですよね。

これだけの数の動物を確保するためには、大きく分けて、


1.工場で養殖される動物
2.ワナで捕獲される動物


2種類の動物達が犠牲になってます。

動物を殺すときは、いかにコストを安く、いかに毛皮に傷がつかないように殺すかが、
最優先・最重要視されます。なので、ありとあらゆる残虐な方法が用いられます。

口と肛門、又は、口と性器に電気棒を挿入して電気を流し込み、電気ショックを与えて殺す
筒の中に頭を突っ込んで、窒息死させる
ビニール袋の中に押し入れて、袋の口をしばり窒息死させる
麻袋に入れて、生きたままガス殺する
首をひねって、頚椎を脱臼させる
こん棒でなぐり殺す
尻尾をつかんで振り回し、叩きつけて殺す
薬物による毒殺
頸静脈切断による失血死
まさに生き地獄。どれも、安楽死とはほど遠い残虐な殺し方です。
ほとんどのケースにおいて、動物達が完全に死にきれていない状態で毛皮だけを剥がされます。

それは死んでからだと、毛皮が硬くなるため、できるだけ血の通ったうちに毛皮をはがしたいというのが作る側(業者側)の思いだからです。


できるだけ毛皮に傷がつかないように、できるだけきれいに剥がす、そんな目的のために、動物の苦痛を全く無視した殺害法がとられています。そのため、意識がもうろうとするなか、どんどん毛皮を剥がされ、その痛みにもがき苦しむ動物達がほとんどです。


想像してみてください。頭の先から、足、お尻の先まで、全身の皮を“ベロン”と剥がされる痛みを。
考えただけで恐ろしいですよね。おそらく、先ほどの殺害法ではあくまでも半殺しの状態であり、毛皮をはがされる段階で、ようやく、ものすごい痛みのあまりにショック死する動物がほとんどなんじゃないでしょうか。


生きたうちに剥がされる毛皮。
私達が身に付けている「毛皮」は、こうした経緯をたどった「動物達の死体の一部」そのもの。
そう考えると、いかに人間がむごいことをしているか、残虐きわまりないことをしているかが実感できますね。
多数の動物を確保するためには、工場で増やす動物以外に、野生の動物達が必要となります。
野生の動物を捕まえるためには、ワナをしかけますが、それにはトラバサミが用いられます。

トラバサミの歯は鋭く、動物の足に強く食い込みます。動物達はどうにかして逃げようと、もがきますが、それでかえって怪我がひどくなり、肉がはがれ、骨まで砕かれる結果になります。
手足がひきちぎれ、大量出血で死ぬ動物もいます。
危機一髪、足をひきずりながら逃げた動物の中でも、その後、傷口からおこる感染症や体力の消耗で命を落とすケースも少なくありません。
罠にかかった動物達は、極度のストレス・恐怖、飢え、体力の消耗で死ぬこともあります。
捕獲者が来るまでの間、放置されるため、その間に他の動物の餌食になることもあります。
損傷がひどければ、毛皮としての価値がなくなり、放置されます。捨てられます。
この罠は無差別にしかけるため、捕まった動物のうち、実際に毛皮に使えるのは10匹に1匹ぐらい。つまり、一匹の毛皮動物を捕まえるのに、10匹もの動物を捕まえなくてはならないということ。
こうして、毛皮目的などで野生動物がどんどん乱獲されることによって、動物の数が激減し、
絶滅の危機に瀕している動物達がたくさんいます。

具体的には、
ネコ科:トラ、ウンピョウ、ヒョウ、ユキヒョウ、チーター、ジャガー等
爬虫類:コモドオオトカゲ、キューバワニ等
その他:ラッコ、オオカワウソ、レッサーパンダ、グレービーシマウマ等


始めに毛皮用の動物を“養殖する”という言葉を聞きなれない方の為に、“養殖”という言葉について。
業界では、
人工繁殖させ、6ヶ月くらいで殺すことを“養殖”と呼んでいます。飼育される動物としては、ミンクとキツネがかなりの割合を占め、他に、チンチラ、イタチ、タヌキ、ヌートリアなどがいます。
工場での動物たちは、身動きできないほど狭い檻の中に押し込まれ、衛生状態の悪い環境での生活を強いられます。ケージは、横に縦に、乱雑に並べられ、日よけ・雨よけもなく、夏は暑い日差しの中、冬は雨風・雪の中にさらされた状態で放置されます。

かろうじて、最低限のエサと水が与えられるだけで、ほとんどの動物達には極度の恐怖とストレスから反復運動を繰り返す、気が狂う、自分の手足や尻尾をかじる(自虐行為)、同じ檻の仲間や子供を食べてしまう(共食い)、体をかきむしる、脱毛が激しい、衰弱死する、檻のワイヤーをかじりまくるなどの行為が目立ちます。

また、あまりにも劣悪な飼育環境のために伝染病が蔓延し、工場の動物たちのほとんどが細菌感染症・ウイルス感染症・消火器疾患・呼吸器疾患・泌尿器疾患・寄生虫疾患などの病気におかされていることも少なくありません。もちろん、これらの動物達が適切な治療を受けることはありません。檻を出ることができるのは、治療を受けるときではなく、毛皮にするべく、殺されるときなのです。

狭く汚い檻の中の動物達は、悲惨な状況の中で、殺されるその日をただひたすら待つしかないのです。でも、その現実をとうの動物自身が知るはずはないですよね。

<単に知らないだけ>

ここまで説明してきた、毛皮のために殺される動物達の悲惨な実態を、いったいどれほどの方が知っていたでしょうか。ほとんどの方が、はじめて耳にすることばかりじゃなかったでしょうか。
今まで、毛皮を買うときに、「このコート一枚のために○○匹の動物達が犠牲になっているんだなぁ」と、わざわざ意識して買っている人はいないと思います。そこまで理解しているなら、はじめから買いませんよね。

毛皮がもともとは動物達のものとわかっていても、それがどんな風にして商品にまでなるのか、知る場所・知る環境が身近にないだけではないでしょうか。

「毛皮問題」に関して、「動物保護・愛護団体が行っている過激な活動だ」というようなマイナスイメージでとらえている方、「いまいち、とっつきにくい分野だ」とお思いの方も多いでしょうが、まずは、自分自身が知ることが大切だと思います。


なんでもそうですが、このような動物保護問題を話し合うにあたって、まずは、自分が知るということ大切です。それを、単にはじめっから、“自分は関係ない”みたいな顔でいるのが、間違っているんじゃないでしょうか。そういう人に限って、毛皮の現実を知らない、さらには、知ろうとしない人なんじゃないでしょうか。毛皮が動物を犠牲にしたものだと、頭の中では分かっていても、都合の悪いことはさておいて、見かけの美しさに魅かれて毛皮を買う人がいかに多いことか、今回この新聞を書くにあたって痛烈に感じました。

はじめのところでも紹介したように、ごくごくメジャーなコート、ジャケット以外にもいたるところで毛皮が使われています。
上着
フード
手袋
靴下
財布
バッグ
手帳
家具
キーホルダー
携帯ストラップ
クッション
ぬいぐるみ
動物の置物
ミュール
アクセサリー
つけ襟
袖口
帽子
   
案外、襟や袖口、アクセサリーなどの小物類に多く使われています。おそらく、これらの小物類には、コートやジャケットを作った後に残る切れ端が利用されているのでしょう。

では、実際に毛皮に似た商品を持っているけど、本物と偽物は、どう区別したらいいのか?
もうすでに身につけているもので分からない物は、何を見て判断したらいいの?
そんな疑問がわいてくるでしょう。


商品についているタグをみてください。
「毛皮部分」の表示が、「ラビット」「レッキス」「ラパン」「フォックス」「ミンク」「チンチラ」など、
動物の名前が付いていたら、それは本物の毛皮です。


ペットとして身近に感じる犬や猫ももちろん使われています。
中国やその他アジア諸国では、毛皮のために殺される犬猫が後を絶ちません。調べによると、アジアでは、犬猫だけでも年間200万匹が毛皮のために殺され、取り引きされています。 毛皮が使われていない商品を選ぶ。そうすれば、それだけ、犠牲になる動物達を救うことができるのです。
 
<人工素材(フェイクファー)>

フェイクとは、すなわち偽物のこと。
今では、いくら偽物といえども、“偽物だ”といわなければ本物と区別がつかないほどの技術の高さで作られています。

先に挙げたように、コート1枚作るのにも100羽のうさぎが犠牲になります。

毛皮を剥ぎとられた100羽分のウサギの肉は、どこへいくのでしょうか?
育てる過程ででてきた100羽分の排泄物はどこに処理しますか?

100羽のウサギもご飯がなければ生きていけません。当然、100羽分のエサと水が必要になります。100羽収容するためのケージ、場所が必要になります。たった一枚のコートを作るのにも、これだけの配慮が必要なわけです。これが○○○万枚のコートを作るには・・・・・、そう考えたら、ものすごいことになりますよね。

毛皮問題は、単に「動物を殺す殺さない」という問題にとどまらず、「地球環境の悪化」という地球規模の問題につながりませんか。今では、本物に引けを取らない魅力的なフェイクーファー商品がいっぱいあります。どうしても毛皮が必要なら、
「動物を犠牲にしないフェイクファー」を選ばれてみてはいかがですか?



こんなことまでして毛皮が欲しいとは思わない。みなさんは、そう思われませんでしたか?
私は、思いました。毛皮が、防寒という目的をはたすなら、暖かいこの日本で、毛皮がないと生きていけないわけじゃないですし、なくても済むものなら、あえて毛皮は必要ないんじゃないかと。
恥ずかしながら、今回この記事を書くにあたって、いろんな資料に目を通し、調べるまでは、毛皮の裏にひそむ“本当の実態”は知りませんでした。
「毛皮=動物の皮だから、いけないもの」と、ただ漠然と思っていた一人でした。その意味では、今回の新聞記事のテーマに「毛皮問題」ととりあげことが、自分なりの考えを持ついい機会になったと思っています。
最後に、この企画をもつにあたり、資料収集等の面で、ご支援くださいました
「Help Animals,Animal Hearts」のみなさん、どうもありがとうございました。
この場をかりて、謝辞申しあげます。

   
協力:
 
(獣医師:日置 恵利子)
 

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