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サンカム新聞

 
みなさん、「マイクロチップ」というものをご存知ですか?最近あちこちで耳にしますが、それが一体何なのか?どうやって使うのか?という点については、知らない方も多いと思います。

そこでこの度は、数回のシリーズで、この「マイクロチップ」について分かりやすく、ご説明していこうと思います。
聞いたことはあるけれど、まだまだ身近には感じられない飼い主さんには
必見です!

マイクロチップは、動物用医療器具のひとつ
2005年6月に改正された『動物の愛護及び管理に関する法律』においても、飼い主が所有する動物の個体識別法として「マイクロチップ」の注入が推奨されています。
確実に、簡単に扱えるため、現代の個体識別方法として脚光をあびています。

「マイクロチップ」は今後ますます注目

2004年11月には、日本に入国する全ての犬および猫には「マイクロチップ(ISO規格)」による個体識別がなされていることが
前提条件となりました。
危険な特定動物の増加、心無い飼い主の無責任な扱いなども背景にあると思われます。


日本での普及率はわずか0.2%程

日本での普及率が低い原因には以下のような理由が考えられます。

  • マイクロチップリーダーを常備している施設が少ない。(動物病院、愛護センター等)
  • 飼い主さん側も「痛そう」「かわいそう」という不安を抱いている方が少なくない
  • マイクロチップの装着が義務付けられていないこと
  • すでに狂犬病予防法で犬に鑑札をつけることが義務付けられている
海外の普及率は増加中

ヨーロッパでは、すでにマイクロチップを義務化している国々が増えてきており、ペットとの同伴旅行の入国条件として、マイクロチップの装着をかかげている国も少なくありません。
<ペットとの同伴旅行で、マイクロチップの装着が条件となる国>
イギリス、フランス、シンガポール、台湾、香港、オーストラリア、ニュージーランド
<登録制度として、義務つけている国>
フランス、デンマーク、ベルギー、スウェーデン、シンガポール、台湾、香港、スロベニア
(獣医師:日置 恵利子)
 

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