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 ◆ペットフードに使用されている化学薬品
ペットフードに使用されている化学薬品
※全てのペットフードに使用されているというわけではありません。
エトキシキン
天然ゴムの安定剤として開発されたダイオキシン系の化学合成添加物。
害虫駆除剤や除草剤などにも使われている。
抗酸化作用を持っているので、動物性脂肪の酸化防止、ビタミン、ミネラルの安定剤としてペットフードに用いられるようになった。
ベトナム戦争で米軍が空中散布した「枯葉作戦のオレンジ剤」の原料となるほどの強力な毒性から、日本では人間用の食品添加物として許可されていないのみならず、農薬としての使用すら禁止されている。
動物実験においては「発ガン性」も報告されている
もともとが食品に添加することなど考えられないほど毒性が強い物質
 
BHA(ブチルヒドロキシアソニール)
ガソリンの酸化防止を目的として開発された化学物質。
昔は、食品添加物として認定を受けていたことがあるが、ラットによる実験で発ガン性をはじめとして歩行障害、呼吸困難、消化器官の出血、肝臓のうっ血といった症状を引き起こすと報告された。
現在では「油脂の製造にもちいるパーム原料油およびパーム核原料油」に限り使用が認められるだけで、一般の食品に使用することは禁止されている。
 
BHT(ブチルヒドロキシトルエン)
石油の酸化防止のために開発された化学物質。
日本では、食品添加物として魚介冷凍品やチューインガム、バター、油脂などへの添加が認められている。
しかし、アメリカの実験報告によると、膀胱癌や甲状腺癌を誘発する可能性があるといわれている。
国際ガン研究機関(IARC)ではBHTを「証拠不十分だが発ガン性の疑いがある」とみなす「グループ3」の発ガン物質に指定している。
 
亜硝酸ナトリウム
おやつなどに殺菌剤(細菌感染による食中毒を防ぐ)や発色剤(肉を美しい赤色に保ち、褐色に変色するのを防ぐ)として肉に添加される。
これが問題になるのは、それ自身の毒性というよりはむしろ、胃などにおいて、アミノ酸であるアミン類と反応して、発ガン性のあるニトロソアミンに変化すること。
アミノ酸はほとんどの食品に含まれているので避けることは不可能。
亜硝酸ナトリウムを含むものを避ける方が賢明。
 
プロピルグリコール
使用目的は着香料として。
遺伝毒性がある。
人間の食品では、生麺、イカ・タコの燻製、ジャム、タラコ、ケーキ、餅、チーズ、餃子の皮、豆腐などに使用されている。
 

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